美味し国・伊勢志摩詣でございます!(2005年9月27日〜29日)
1日目 (昼前)品川名物 貝づくし@駅弁
(昼1)伊勢肉うどん@山口屋
(昼2)牛丼@豚捨
(夜)フレンチ@アッシュ・ドール
我が家では旅行先を決めるにあたり、幾つかの厳しい条件を設けている。
即ち、@迷うほど美味いモノに溢れていること、Aファンシーかつホスピタリティーの高いホテルがあること。その他、やれどこどこは縁起が悪いだ、やれここは行ったことがあるだ、いろんな条件が付く。

そのため、目的地選びは難航するのが常で、年によっては折り合いが付かず、旅行自体が取りやめになってしまうことも珍しくない。
そんな、厳しい条件を軽々とクリアし、昨年のうちから決定していたのが、今回の目的地、

伊勢・志摩である。





東京から伊勢・志摩へは、新幹線で名古屋に行き、そこから近鉄で南下するというルート。
東京一、交通の便のよい大井町の我が家からは、もちろん品川から新幹線。

さて、電車の旅といえば、何をおいても駅弁である。
コンビニ弁当やら、仕出屋の会議弁当を忌み嫌う自分ではあるが、駅弁だけは、
旅の恥はかき捨て、正月の習字は書初め(←なんのこっちゃ!?)、
ということで、もちろん食べる。

数多ある駅弁の中からチョイスしたのは、“品川名物 貝づくし”なる、どっかの寿司屋の看板メニューのような名前のお弁当。※品川駅の近くで貝が採れていたのは、かれこれ数十年前。今、品川の名物と言ったらむしろ肉ナンだがな(笑)
蛤、アサリ、ちびっちゃい帆立の煮貝が、しょうゆ味の炊き込みご飯に散らしてある。
ご飯と貝の間に敷いてあるのりが2種類使い分けてあったりして、結構芸が細かく、
ま、そこそこ。

と、弁当をたいらげ、日経→スピリッツと読破したら、寝る間もなく、名古屋到着。
名古屋って、思っているより、ずーっと近い(驚)。



と、名古屋で近鉄に乗り換え、伊勢市へと向かう。
まずは最初の目的地、伊勢うどんの「山口屋」。

“伊勢うどん”を食いに来たのだから、悩むことはないはずなのだが、
こんなのをみつけてしまい、盛岡の件もあり、かなりぐらついたのだが(笑)、、、初心貫徹。

オーダーは、自分が“伊勢肉うどん”で妻が“月見”。
銀座の「池尾」で食べた“伊勢うどんは”は、かなりお気になので、楽しみにしていたのだが、、、
期待していたようなモッチリ感はまるでなく、ただ単にでろんでろんなだけ。
タレもメリハリがなく、、、はっきし言って、完食はかなり辛い。





初っ端から“やられた感”一杯のスタートだが、
気を取り直して、伊勢神宮を参拝。

ぬあ〜んと、途中、

バンビ発見!
神社で飼っている訳ではないらしいので、正真正銘の野生。
鹿は神の使者とのコトなので、、、こいつは、まっことおめでたい



という訳で参拝後、気分を良くしておかげ横丁の「豚捨」で“牛丼”を食べる。
これは、目を離しているうちに煮詰まってしまったすき焼きのような味。
煮るんじゃなくて、煮付けてあるので、汁気はほとんどないが、意外にいける!

という訳で、2連敗を無事回避し、宿泊先のある賢島へと向かう。
日頃の運動不足がたたり、この段階で既にバテバテになっていたので、道中は爆睡。
あっという間に、宿泊先であるプライムリゾート賢島に到着。

久しぶりにデカイ風呂で疲れをとって、また爆睡。
あっという間に、夕飯である(笑)。

夜は、ホテルのフレンチダイニング「アッシュ・ドール」。
ここはフランスの「コート・ドール」で修行をし、神戸北野ホテルで総料理長を務める山口シェフ監修の店。

こんなん↓でした。(書き疲れてきたらしい(笑))



バターや生クリームをほとんど使わず、 野菜や食材の持つミネラルをいかしたフランス料理が身上だそうで、、、手も込んでるし、なかなかである。





ということで、疲労困憊(笑)。2日目につづく...
2日目 (朝)朝ごはん@Igrek
(昼)ランチコース“アンシェン”+カレーハーフポーション@ラ・メール
(夜)夕ごはん@Igrek
今回泊まっているプライムリゾート賢島は英虞湾を臨む高台に位置しているので、晴れた日には大変眺望が良い・・・ハズなのだが、あいにくこちらに到着してからズーッと天気が悪い。

日頃の行いはいいはずなのだが、、、何故だ!?



とまあ、嘆いていても仕方ないので、早起きをして朝飯を食う。
う〜む、朝っぱらから赤味噌のお味噌汁ってのは、どうも、、、(苦笑)

雨も降っているので、朝風呂に入り、も一度ベッドへ戻って、ZZZ・・・
と、絵に描いたような、だらけたリゾートライフ(笑)を満喫。



目覚めたところで、本日のメインイベント、志摩観光ホテルの「ラ・メール」へ。
寸前まで、鮑を食べるか、“海の幸カレー”を食べるか悩んでいたのだが、
鮑を入れたランチコース(“アンシェン”13,000円)にハーフポーションのカレーをつけらるれのを発見し、あっという間に問題解決。

オードブルに“伊勢海老の冷製コンソメ”、メインに“鮑のステーキの焦がしバターソース”をチョイス。

“コンソメ”は想像していたものと全然違うモノが来て、ビックリ(笑)。
ちなみに妻がオーダーした、“伊勢海老のクリームスープ”の方が大分美味かった(悔)。


で、こちら↓が待望の“鮑のステーキ”。
確かに、「これが鮑か!?」と思うほど、柔らかく驚きは大きい。

但し、、、これが、鮑の一番美味しい食べ方かと問われれば、
煮貝の方が旨味は深いし、食感もスキ。(こういう比較は、意味ないような気もするが・・・)
同じステーキでも、牛肉との選択を迫られれば、肉を選ぶと思う。

かと言って美味しくない訳では絶対にないので、、、
とりあえず、いい経験にはなった。(歯切悪)



で、もう一つの懸案の“海の幸カレー”だが、、、
こっちは、全然カレーじゃないし(スパイス感ゼロ)、、、
具に鮑だ、蟹だ、伊勢海老だが入っているけれど、持ち味が生かされてないし、
ヘンに甘みが強かったり、
出汁が中途半端だったりで、、、正直、全然期待はずれ。



“カレー”だけのオーダーだったら、この店の印象、相当悪かったな...



と、その後、スペイン村に行ってみるが、
シーズンオフで、更に、平日昼ということもあり、、、

ガラッガラ。
注)別に早朝ロケをした訳ではない!

ステージで、ショーをやっていたが、、、

これしか、見てないし・・・

試しに2つほどアトラクションにも入ってみたが、これが爆笑しちゃうほどつまらない。

実はこのスペイン村、出来立ての頃に視察で来たことがあるのだが、
同時期に見に行ったテーマパークの多くが、再生機構入りだったり、
既にこの世になかったりして、、、正直ここも余命いくばくもない気がするなぁ・・・





んでもって、夜はホテルの和食ダイニング「Igrek」。

メニューは、“刺身を香草と一緒に春巻きの皮で巻いたヤツ”、“スズキの洗いをツマと一緒に食べさせるヤツ”、“鯛と車海老を、松茸やら長ひじきやらと一緒に蒸したヤツ”、それに、“牛ヒレ肉の鉄板焼にキノコのソテーを添えたヤツ”。

例によって夜は簡単に(笑)、ということで、3日目に続く。
3日目 (朝)スペシャルブレックファースト@アッシュ・ドール
(昼)網焼き&すき焼き@和田金
(夜)手羽先揚げ(テイクアウト)@世界のやまちゃん
3日目。東京へ帰る今日になって、ようやく晴天。
窓から見える英虞湾の光景も、昨日までとはうって変わって実に爽快!

朝は初日に夕飯を食べた「h’dor」のスペシャルブレックファースト。

飲み物から、ジャムバターに至るまで、やったらめったら凝っているのだが、、、
特にビックリするものはなく、、、ちょっと企画倒れッぽい。
あっ、ハムが美味かったな。



食後は、天気も良いので周辺散策、そして風呂。
んでもって、TVでヤンキース戦の観戦(笑)。



と、チェックアウトまでゆるりと過ごし、東京へ向け出立!

途中、この旅、最大の目的の一つでもある松坂牛を食らいに、
松阪にて下車。

この高級和牛の聖地を代表する店、「和田金 本店」へと向かう。
駅から7〜8分歩って到着したのは、それはそれは、立派なビル!(目丸)400席あるというこの店では、日に何トンの松阪牛が、ジュージューされてお客様の胃袋に収められていることやら(笑)。



オーダーは、お勧めだという“寿き焼き”とヒレ肉を使った“タレ焼”。

手前のサシの少ない方が“タレ焼”用で、
奥がすき焼き用


まずは、“タレ焼”から。
ちなみに、仲居さんが焼いてくれるので、手出しは無用。

ジューーっ



っということで、出来上がり!

タレがしょうゆベースなので、真っ黒に見えるが、中はミディアム。

噛むほどに甘みの増す、良質な味わいはさすがである。



続いて、すき焼き。

こちらも仲居さんの手によりじっくりと焼き上げられ、、、



じゃ〜ん!

普通スーパーで買うすき焼き用の肉の、ほぼ2倍の厚さにカットされているため、
濃い味付けながら、肉自体も存在感を失わないが、、、
やっぱ、気がついたら口の中から消えていた(笑)。

この後、野菜も焼いてもらい、聖地巡礼終了!
何年か後、もし再訪することがあれば、“寿き焼”と同じ肉を、塩で食べる“志お焼”も是非食べてみたいものである、、、が、果たしてチャンスは訪れるのだろうか???



旅の締めに名古屋で、「世界のやまちゃん」の手羽先を買って帰ったが、、、
味が薄い上に、クリスピー感に欠けて、かなり今一。(揚げたては違うのかも分からんが・・・)
コレなら、「鳥良」の方が断然好みだったりするな...



という訳で、伊勢・志摩レポート終了!  あ〜、疲れた...(苦笑)