新富寿司
撮影日:2004年6月19日
【お品書き】
・鯛・オオトロ・茹車海老・イカ・中トロ・赤貝
・鉄火、そして、、、真っ黒な穴子
【一口メモ】
 数多ある「新富寿司」という屋号の店のうち、最後の直系と言われている店らしく、箸袋にも“新富寿司 築地支店”とある。そんな立派ないわれも知らなければ一生気がつかないほど、見た感じはどこの街にもありそうな普通の寿司屋。大将とおかみさんの二人で切り盛りしている、カウンターのほかには4人がけのテーブルが一つあるだけの小さな店。

 お品書きはなく、お昼は1200円と2000円の“にぎり”と“ちらし”のみ。

 小ぶりに握られたシャリは、やや甘め。お米は少し粘りが強く、口に入れた瞬間に崩れていく感じはなく、しっかりとした印象の食感。シャリの味がやや強めなので、白身よりマグロなど脂の強い魚の方が、相性が良い。

 値段なりの満足感は得られるが、少しネタのバリエーションが乏しく、また、7貫1巻の構成は量的にも、物足りなさが残るのは否めない。せめて10貫くらいのセットメニューがないと、大食漢には物足りないかも・・・