黒瀬
撮影日:2005年3月17日
【お品書き】
・マグロのスジ身のあぶり・マグロのなめろう仕立て
・穴子の肝のポン酢和え・カワハギ(肝つき)
・甘海老と卵の和え物・トロ
・赤貝・赤身
・くじら・タコ
・そして、裏虎杖から出前でとったカレーうどん
【一口メモ】
 場外の目立たぬ一角に、忽然と現れたうどん屋・「虎杖」。お出汁のシッカリした、本格的関西風うどんで人気を博した後、通称「裏・虎杖」と呼ばれる居酒屋部を開店。築地の新鮮なネタに加え、創作料理で口の肥えた京都のお客さんを満足させてきたセンスのよさで、これまで寄る人の少なかった夜の築地に新風を吹き込む。
 
 そんな築地の風雲児「虎杖」の第三弾が、この「黒瀬」。カウンター6席の小さな店で、そろえているネタは少ないものの、以前「神楽」でも腕を振るっていたベテランの職人さんが、その日その日のネタをベースに様々な“つまみ”を考案し、楽しませてくれる。
 「高級なネタを出すお寿司屋さんは一杯あります。寿司の決まりごとにとらわれることなく、創意工夫に富んだ美味しさを楽しんでいただきたい」との言葉の通り、決して高くない部位から未知の美味を楽しませてくれる、ある意味、真のプロの技を堪能できる店である。
 昼のみならず夜の部も是非お楽しみいただきたい。

注) おつまみを作ってくれていた職人さんが辞めてしまいました・・・(泣)。