Vol.4 甘きつねうどん(虎杖)
興奮冷めやらないその日の日記 【2003年6月19日】
最近巷で噂の”黒七味”を入手したので、うどんにて試す。

向かったのは場外の「いたどり(漢字です)」。この店は出が京都なだけに、祇園発の”黒七味”との相性はいい筈。

オーダーは”甘きつね”。

わざわざメニューを”「甘」きつね”としているのは、東京のそれに比較して甘めに炊かれたお揚げにビックリさせないための配慮だと思うが、この店の肉うどんに比べるとお揚げの甘みはズッと抑え目で、東京人の自分でも違和感なく食べられる。やや厚めのお揚げを頬張ると、カツオの風味を存分に含んだ出汁がジュンワぁ〜と口の中一杯に広がって、きつねうどんの醍醐味が存分に味わえる。

さて、デフォルトの出汁を存分に堪能したところで、お楽しみの黒七味を投入してみる。
この七味、まんまだと海苔に似た香りがプンプンと漂ってくるのだが、出しに投入してみるとアラ不思議、今後は山椒の香りが際立って、それまでの出汁とは全く別の味わいが醸し出される。
七味なので当然といえば当然だが、しっかりとした辛味もあって、なるほどこれは面白い。
多くの人が携帯して、いろんなものにぶっかけて遊んでいるのも頷ける、か?(笑)
また別の日に食べて大はしゃぎのその日の日記 【2005年2月17日(木)】
自分は、マーケッターである。
しかも、お客さんは食べ物関係が多い。
故に、『食』やら『食べること』やらについては、否が応でも考えを巡らせる機会が多い。

今日は、「日本人の『食品』に対する価値観の変容」なる、超・スーパー・ウルトラ壮大なテーマに取り組んでいたら、日本人としてのDNAが刺激されてしまい、「出汁」ものが食いたくなった。

向かったのは、場外の「虎杖」。
数多あるメニューの中から、今日のチョイスは“甘きつねうどん”に“温卵”。
「このだしええわぁ〜」
とどっかのコマーシャルで使われたコピーをそのままパクリたくなるほど、
マイDNAにジャストミート!(今日はパクリシリーズですな(笑)!)

昆布とカツオの頃合が絶妙です。



「虎杖」はスッカリカレーうどんで有名になってしまったが、
自分的には、関西風お出汁が味わえる貴重な店。

さて、その「虎杖」。この間、場外に寿司屋を出したと思ったら
(ちなみにここでは、以前「神楽」の立ち食い部で握っていた板さんが握っている。)、
なんと4月には場外で4軒目の店をオープンするらしい。

う〜む、、、マイランチの充実に一役買ってくれることを期待しよう!