飛騨高山牛牛ラーメン&
こてこて名古屋飯の旅
1日目 9月24日(月)
昼 きしめん@高山線ホーム
夜 肉肉肉@山武商店
飛騨高山にやってきました。

今年は、高山に2泊、名古屋に1泊の予定でございまするので、品川から新幹線にゲロオン!

朝10時代の出発なので、いつもだと駅弁を買い込んで乗車するところですが、
胃袋の衰えを感じる今日この頃、、、霜フリフリの飛騨牛をお迎えするため温存(笑)。

代わりにおにぎり2つと、妻が買ったチキン弁当の唐揚げでやり過ごす。

スピリッツ熟読アーンドちょっとした瞬きの隙の空間移動で、あっという間に名古屋到着。
途中下車してランチに。



今回の名古屋での食事のテーマは「こてこて」
いかにもよそものが好みそうな「名古屋飯尽くし」といふことで、まずは“きしめん”をくう。

いろいろ調べるとどうやら名古屋の中でも、名古屋駅が店の密集度合いではダントツのようなのだが、
値段を見ると一杯200円とか、いかにもチープぽいので、
「いっくらなんでも」ってことで市中の店に行くことにした、、、のだが



店があるはずの場所に来てみると、、、





じゃん!

駐車場になっていた(呆笑)。



あまりのことに、しばし呆然と立ちすくんでしまったが、
駅から抜け出るのに手間取ってあんまり時間がないこともあり、
食後にいく予定にしていた「コメダ珈琲」へ。

“シロノワール”というデニッシュにソフトクリームをかけ、
更にその上にガムシロップをかけるといふ奇っ怪なメニューが名物といふのでやってきたのだが、
これがなかなかの逸品(親指上)!
正直、全く期待していなかったのだが、
冷たいソフトクリームと暖かいデニッシュ、
デニッシュのバターの塩気と、ソフトやガムシロの甘み、
さらにソフトのさっぱりとした甘みと、ガムシロの後引く甘み、
などなど、幾つもの要素がコントラストを紡ぐ不思議な魅力を備えた食い物であった。



さて、きしめんの方は、結局名古屋駅の高山線のホームで喰うことになったのだが(苦笑)、
自分の知っているきしめんに比べると厚みがあり、ふんわりとした表面の下に、しっかりとしたコシを残した麺で、東京で食べるきしめんとは随分と違う印象であった。
スープに使われている醤油にも興味があったのだが、どうやら濃い口を使っている様子。
出汁はあまり効いていないが、、、まぁ、そこは駅そばだから・・・(笑)、あまり多くを求めてはいけない。



今回の宿泊先はホテルアソシア高山リゾート

夜は、地元出身の会社の後輩に訊いてきた「山武商店」。
牧場の直営で、精肉店に隣接した建物の二階。

自分で好きな肉を選んで焼くシステムで、、、
確かに肉は並んでいるが、

うーむ、こうやって並べられると、選べんなぁ・・・(苦笑)





仕方がないので、お店の人に訊いてみると別に並んでいる肉から無理に選ばなくてもいいとのことなので、
ヒレを300gとロースを200gをオーダー。

すると、厚さ3cm位ニカットされた肉がデデーンと運ばれてきた。

ちなみに、手前2枚がヒレ、奥がロース。

ヒレの方も、十分すぎるほどサシが入っている・・・

「あんまり焼きすぎないように」とのお店の人のアドバイスに従いつつ、ジュー!











流石に、“ロース”も“ヒレ”も抜群に柔らかいが、味的には夫婦揃って、“ヒレ”に軍配!
やっぱ、お年頃なんだな(笑)。

野菜もあることにはあるのだが、並んでいるのを自分でとるシステムで、
あまりに食欲が沸かないディスプレイだったので、結局肉だけを黙々と食べることになり、、、かなり苦しい。

2人で500gは少し多すぎたようで、最後の一切れはギブアップしようかと思っていたところ、
お肉達の育ての親と思しきご店主が見回りに来て、残すに残せず、
無理やり食べたら、一日目にして「もぉ〜〜〜、、、に・肉はいいです。。。」状態に・・・(苦笑)



これだけ食べて一人5〜6千円だから、地元の人にも人気なのは頷けますな(腕組)。

【飛騨牛って、こんな感じです・・・】

↓サーロイン↓ ↓ロース↓
↑ヒレ↑
2日目 9月25日(火)
朝 和定食@華雲
昼 中華そば@まさごそば、中華そば@桔梗屋
夜 すんごい飛騨牛、のどぐろ塩焼き他@肴
今回の泊まっているホテルアソシア高山リゾートは、
お風呂が充実していて、なかなかいい!(親指上)

そのせいかどうかはわからんが、外国人のお客さんの多いこと、多いこと。
アジア系の人に加え、耳慣れない言葉を話す西洋人のお客さんもいて、
浴槽も異国情緒がたっぷりだったりする(苦笑)。



さて、朝はホテルの和食ダイニング「華雲」の和定食。

これが、なかなかに内容充実!
お馴染、芳葉味噌もついとりました。




高山といえば、年越しそばにも“ラーメン”を食べるというラーメン処。
一ラーメン好きとしては、代表的なところは抑えておきたいところ・・・
ということで、高山ラーメン発祥の地と呼ばれる「まさごそば」へ。

店はすぐに見つかったのだが、、、















なんじゃぁ〜、こりゃぁぁぁぁぁ・・・・
(松田優作風)





あまりのことに、この旅2度目の卒倒をしそうになったが、、、
あきらめ切れず、店の前に佇んでいると店内から、なにやらいい香りが・・・


その後、続々と集まってきた地元のお客さん思しき皆さんは、
「臨時休業」札には見向きもせず、いつの間にか行列。


なんてことはない、オープンが遅くなっていただけ間もなくオープンし無事入店することが出来た。



といふことで、“ラーメン”を食ったが、、、
高山独特のやや酸味の強い醤油味の効いたな味で、なかなか美味い。
(ちなみに、ここではタレをスープで割るのではなく、スープそのものに味付けがされてる。)
乾麺のような食感の麺との相性もいいし、長く愛されているだけのことはある。


しかし、、、あきらめずにウロウロしていて本当に良かった(深感慨)。





量が少なめだったこともあり、2軒目へ直行。2軒目は桔梗屋
こちらのスープは、薄口醤油を使っているようで、醤油の尖がりはさほどでもなく、
麺も、極細なのは共通だが、比較的加水率が高くてぜんぜん違う印象。

高山ラーメンっていっても、いろいろなのね。。。



高山市内の古い町並みやら、隣町の古川やらへ出かけて一応観光らしきものもやって、いったんホテルへ。
思いっきり爆睡して、次の食事の店を探す。

いろいろ検討した結果、選んだのが「飛騨季節料理 肴」。
ダイニングバーだが、こちらのご主人は、山に茸を採りに行ったり、燻製を自作したり、
山肉の解体を手がけるこだわり派で、海の幸・山の幸、いろいろと美味そうなものをメニューに載せている。

飛騨牛は常にA5のものを入れているそうだが、今日はその上を行く「飛」の肉があるというので、
昨日お年頃を感じ、「ロースよりヒレだ!」とか言っていたことなんかすっかり忘れ、即効食いつく(笑)。


ジュンワリとほとばしる脂と、噛締めるほど広がる赤身の旨みに、
「まだまだ、ロースでもいける!」と思いを新たに!(早っ>自分)

現地に入るまで、全然気がつかなかったのだが、
高山は富山から車で一時間半の距離なので、海の幸も豊富ということで、“ノドグロ”を焼いてもらう。
上品にして、力強い!

ノドグロは、結構頻繁に食べているが、この魚の美味さを再確認できたのは大きな収穫だった。

その他にも、、、
こんなのとか(先付け イクラ美味い!)、 こんなのとか(ほうれん草とベーコン)、
こんなのとか(カレイのから揚げ)、 こんなのも(しま腸)、
食べてしまい、昨日に引き続き、腹一杯!



世間じゃ、メタボリック対策がどうのこうの言っているのに、
我ながら神をも恐れぬ奴だな!(自虐笑)

【ラーメンはここにも行きたかったんですが、定休日だったもんで涙を飲んで断念しました・・・】

3日目 9月26日(水)
昼 天ざる@小舟
夜 濃口ラーメン@呑助飯店 台湾ラーメン@味仙本店
牛・牛・牛で、胃袋がやや疲れ気味。

ホテルの朝飯も一応行ってみるが、食欲もなく、また並んでいるもののプアー。

朝からパスタかよ、と思いつつ他に食指の延びるものがないのでとってみたが、
これが、、、

マズぅ(涙目)。

チョコだと思って取ったデニッシュが実はあんこだったりして、それぞれ一口づつ食べて撤退。



最後にもう一風呂浴びて、ホテルを後にする。

高山最後の飯は、疲れた胃袋をおもんばかって、そばにしたのだが、、、
まず目指していった店が定休日でお休み(笑)。

タクシーの運転手さんに訊いてお勧めの店に連れて行ってもらおうと思ったら、
こちらもまたお休みで、結局天麩羅がうまいといふ「小舟」という店に落ち着く。

お勧めに従い、天麩羅そばを食べて見るが、

確かに天麩羅は評判通りビッグサイズだったが、、、正直それだけだったな。



高山は火曜か水曜日が定休の店が多いらしいので注意が必要ですよぉ〜〜〜〜!
と、誰とはなしに注意を呼びかけているうちに名古屋に到着!



名古屋の宿泊先は、名古屋マリオットアソシア

室内はこんな感じで、、、
(ちなみにジュニアスィートだったので2部屋あります。)


夜景はこんな感じ、、、お城も見えます!

で、夜は10年前から宿題にしていたラーメンを食べに出かける。

一軒目は「呑助飯店」。何十年も前から、スープの火を消さずに炊き続けていることで有名な店だ。
オーダーは、もちろんそのスープを使った“濃口ラーメン”。
このラーメン、一部では“原油ラーメン”と呼ばれているらしいが、
、、、、、よく混ぜないと油しか口に入ってこない。

で、がんばって下の方のスープを掬いつつ麺を口に運ぶが、、、
やっぱし、油の味しかしない...(悩)

何とか麺を減らそうとがんばってみたが、、、やっぱダメ(凹)。

う〜ん、こ・これはハードルが高い(苦笑)。



結局半分位残して、次の「味仙本店」へ。
ここは、いわゆる“台湾ラーメン”発祥の店なので、もちろんオーダーもそれ!
噂にたぐわず、しっかり辛いが、、、その辛さばかりが先に立ってしまい、スープ自体の旨みが乏しい...
ま、元祖の店って昔の味を守るが故、時代遅れ感が出ちゃっているってこともあるし、、、
これはこれで仕方ないのかも、、、(強引納得)
【こちらは進化形でしょうか?】

最終日 9月27日(木)
朝 ブレックファーストビュッフェ@名古屋マリオットアソシア
昼 ひつまぶし@蓬莱軒本店
いよいよ最終日!

朝は、ホテルのコンセルジュフロアーラウンジで“アメリカンブレックファースト”のビュッフェ。

白ご飯があったので、サラダやハムをおかずに食べたが・・・
う〜ん、改めてこうしてみると、我ながら変な取り合わせだ(笑)。



お昼は「コテコテ名古屋飯」の最後を飾るべく、熱田の「蓬莱軒本店」で“ひつまぶし”。

お決まり通り、一杯目はそのまま、二杯目は薬味をのせて、

三杯目はさらに出汁をかけてお茶漬け。
関東風とは違い鰻を蒸さずに焼いているのだが、細かく切ってあるので皮の固さはまったく気にならない。

タレはかなり甘めで、お茶碗で一杯食べるくらいならいいが、それ以降は飽きが来そう。
薬味を足したり、出汁をかけたりするのは、たくさん食べるための工夫なのね、、、

出汁をかけることを考えると、地焼きの鰻の方がいいし、
う〜む、こう考えると理にかなってるな“ひつまぶし”って。

東京あたりだと、見よう見真似で蒲焼小さく切って“ひつまぶし”に使っている店も多そうだけどな、、、



という訳で、「飛騨高山牛牛ラーメン&こてこて名古屋飯の旅」終了!

ふぅ〜、食った食った(腹叩)。

帰り道、熱田神宮で無病息災を祈願してきたのは言うまでもない(笑)。

【こちらの“ひつまぶし”は地焼きですかね?】

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