「和倉温泉・加賀屋、金沢・浅田屋、両味覚の宿を堪能しよう」の旅!
1日目 2006年9月27日(水) 
昼 特選寿司@蛇の目寿司
夜 よるごはん@加賀屋
夏休みだっちゅーに、月火とも出勤してしまったが、今日からは東京を脱出。
ようやく休みらしい休みに突入である。

さて、今年の行き先は、北陸。
「和倉温泉・加賀屋、金沢・浅田屋、両味覚の宿を堪能しようの旅!」である。

久しぶりの羽田空港。
ANAがメインに使う、第二ターミナルはお初のような気がしたので、あちらこちらを散策。

空弁もずいぶんと種類が増え、なんと「吉兆」の“アナゴごはん”まで売っており、激しくそそられる。
がっ、飛行時間の短さを考え断念。我ながら、大人の決断だ!(感心)

代わりといってはなんだが、ピエールマルコリーニでアイス(アーモンドミルク)を購入。飢えをしのぐ。
あんまり、大人じゃない? ・・・(笑)



羽田から能登空港までは1時間弱のフライトなので、離陸してからはあっという間。
ドリンクサービスの際、自分の順番の直前で、うっかり気を失ってしまい、
コンソメスープを飲み損ねるハプニングはあったが、無事到着。

「ふるさとタクシー」なる乗り合いバスに乗り換えて、1時間。

和倉温泉に到着である。



加賀屋のチェックインまでは、まだ時間があったので、
まずはお昼ご飯をといふことで、「蛇の目寿司」というお寿司やさんに行ってみる。

自分は12貫の特選(3000円)、妻は8貫の特上。
全般に握りすぎでシャリが固まってしまっており、ネタとの一体感に欠ける、
ということで、食味はほとんどネタ次第。

赤西貝という、七尾湾でしかとれない名物の貝は、コリコリした食感が独特。
その他、甘エビほか、地のモノと、マグロが意外によかったが、、、ウニとイクラはうーん(腕組)。



ま、これは、ジャブだから・・・(笑)



という訳で、気を取り直しつつ加賀屋にチェックイン!
加賀屋といえば、「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」で、26年連続No.1に輝く、
名旅館中の名旅館であるが、、、



内装は、一言でいうと絢爛

泊まった客には、館内でお金を落としてもらえるように、
居酒屋やら割烹やらカラオケ屋やらバーやらが一杯あったり(ちなみに館内にはアルコール類の持ち込みは不可)
入場無料のショーやらが用意されていたが、正直、足を踏み入れてみたいと思うものはなく、、、
もっぱら、部屋と風呂で時間を過ごす(苦笑)。



立派なお土産屋があったのはポイント高く、珍しくお買い物とかしてしまった・・・(照笑)



で、お待ち兼ねの、お夕食!

能登海藻と貝のサラダ(いしりドレッシング)

干口子包・胡桃豆腐・かます唐蒸し・牛蒡合鴨射込・
五島島カステラ

水魚(げんげ)旨煮・烏賊海女漬

お造り(甘海老・海胆・メジマグロ・鯛・ナメラ・ワラサ)

秋野菜吹き寄せ盛り(フカヒレ餡)

活鮑酒蒸し

和牛朴葉焼

木の子と百合根の茶碗蒸し

栗ムース・林檎グラッセ・梨のシャーベット・無花果

「美味しいものを、次々と・・・」
この夕食のコンセプトを推し量ると、そんな言葉に集約されるかと思うのだが、
地のもの、季節のものをこれでもかと織り込んだ構成。

驚きを及ぼすインパクトを持ったものは多くはないが、
これだけの品数を出して美味しくないものが何一つないは流石だ!

「日本一」は伊達ではない。



※旅はまだ続きます。↓をご覧ください。

2日目 2006年9月28日(木) 
朝 あさごはん@加賀屋
茶 ミセキャラメルロール@ル ミュゼ ドゥ アッシュ
昼 朝市弁当@車中
夜 よるごはん@浅田屋
旅の朝は、風呂から始まる・・・
ということで、海辺の露天風呂を独り占めし、堪能...(生返)



一息ついたところで、朝ごはん。

温泉玉子やら、モズクやら、何とか豆腐やら、香のモノやらに・・・

何とかカレイの一夜干し

お味噌汁はコンロで温めて!

おかずはさることながら、海苔やらちりめん山椒やら“ごはんの友”が美味しく、朝っぱらから茶碗に2杯。
「ご飯の国に生まれた幸せ」を実感である。





11:00のチェックアウト後、電車の時間まで間が空いたので、
加賀屋の近くに今年できた「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」へ。

ただ券をもらったので一応展示品も見たが、、、入場料600円はとりすぎだな。

ついでに併設のカフェでお茶。“ミセキャラメルロール”というのを食べたが、、、
甘さ控えめな割にクリームの味わいがリッチでなかなかおいしく、
東京でも買ってみようかと思った(売っているのかどうかは、知らんが(苦笑))。





13:00近くの電車で金沢に向けて出発!
もう一食、和倉で食べることも考えはしたが、いっくら探してもいい店が見つからなかったので、
お昼は駅弁にした。

チョイスしたのは、「朝市弁当」。
「朝一弁当」というくらいなので、ブリやら、タニシやら、、、やら、
あまり他の駅弁には入っていないおかずが入っていて面白い。

特にブリは、腐らないようにだとは思うが、しょっぱめで塩鮭代わりにご飯が進んでいい。

お弁当にしたのは正解だったな(納得)...



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金沢に到着し、タクシーの運転手さんに行き先を告げると、
「お客さん、お宿はご自分でお選びになった?」と聞かれる。

「そうだ」と答えると「あそこは金沢でも、ダントツです」とのこと。

加賀屋でも、お部屋係の人に浅田屋に泊まる旨伝えると、
驚嘆と羨望が入り混じったリアクションをしていたし、、、
どうやら、浅田屋という宿は、我々が考える以上に、地元の人にとっては特別な存在の様子。

これは、期待できる(北叟笑)。



ということで、チェックイン!

抹茶とお菓子(月うさぎというらしい)や、2時間ドラマで凶器に使われそうな灰皿のお出迎えを受ける。



ひがし茶屋街やらに、観光に出かけ、帰ってから一っ風呂浴びたところで、夕飯の時間となる。

万十貝と車海老の石焼

蟹しんじょ、焼茄子、金糸南瓜のお吸い物

お造り(なめら・金八昆布〆・鮪・甘海老)

いちぢく利休味噌・かます寿司・子持ち鮎・海老・栗・松茸煮・茶豆


松茸・帆立・白海老のコンロ焼き

甘鯛雲丹焼・串小梅・海老煎餅

鰻蓮根蒸

毛蟹身出し(太胡瓜・茗荷添)

河豚すじ茶漬け

決して派手さはないが、全く無駄を感じない逸品の数々。
食材素晴らしさや、仕事の丁寧さも凄いが、出汁ものの美味さには脱帽である。

自分の部屋で浴衣でいただいたせいか(しかも、TVまでつけっぱなし(笑))、
かの「浅田屋」のお夕食ながら、ウルトラおくつろぎモード。

あ〜、満喫満喫(笑)!



※旅はまだまだ続きます。↓をご覧ください。

3日目 2006年9月29日(金) 
朝 あさごはん@浅田屋
昼 12貫@乙女寿司
ラ ラーメン@亀次郎
夜 カルボナーラ@DONSABATTINI
昨日の今日なので、朝ごはんも期待度満々!

もずくやら、お浸しやら、おしんこやらに加え、朝から、烏賊のお刺身付き

太胡瓜あんかけ

カマス焼

揚出豆腐

フルーツ
朝っぱらから、烏賊の刺身が出たのはビックリだったが(笑)、
美味いことに変わりようはなく、、、ご飯2杯半いってしまいました(笑)。



「浅田屋」を後にし、長町武家屋敷跡を散策。

その足で、お昼ご飯はネットでも評判のいい「乙女寿司」。

お昼だっていうのに、予約が一杯入っているらしく、何とか席を確保。
「まだ、おなか空いてないから・・・」とか言って、時間ずらしていたら完全にアウトだった(胸撫下)。


何がそんなに人気なのかと、カウンターに置かれた、ネタ箱に目をやると、、、
んまぁ、見事なマグロ・・・

否が応でも、期待が高まるというもの...だ。



で、目一杯朝ごはんを食べてきたにも関わらず、“12貫”のお昼のセットをオーダー。

甘エビ

ナメラ(黒ナメラ)

バイ貝

トロ

赤イカ

鯛昆布〆

ウニ


〆鯖

穴子

づけ

イクラ

で、結論から言うと、12貫にして大正解!

シャリを小さめにし、ネタの存在感を前面に出す握り方だが、
ネタの一つ一つが「素晴らしい!」の一言。

観光ガイドブックとかにも一杯出ているので、やや眉唾だったのだが、
どこに出しても、絶賛を浴びそうな実にクオリティの高いお寿司屋であった。



食後、21世紀美術館でお茶を飲み、忍者寺を見学し、そろそろ旅も終わりに近づいたところで、
「亀次郎」というラーメン屋でラーメンを食す。
「すしの上にもラーメン」とはよく言ったもので(今思いついたのだが・・・(笑))、
ここ3日間、和食のあっさりした味にどっぷりと浸かっていたので、
鳥ガラベースのスープの、ハッキリとした旨みが染みることこの上ない!

つるっとした食感の中太も美味しいし、、、正直チャーシューだけ、ウーン、だが、
390円だもの(駅前からタクシーで、往復2000円かかるが(笑))、大満足である。




羽田に到着後、「DONSABATTINI」で“カルボナーラ”を食し、帰宅。
明日からは、日常生活復帰に向けてリハビリだな(笑)。